スコアリングモデルの是非
新銀行東京の経営の失敗の原因のひとつに「
スコアリング融資」があげられています。
「
スコアリング融資」とは、コンピュータが弾き出した信用力に「評点」をつけて、融資の可否を審査する融資手法ですが、金融庁はこの融資手法を地域金融機関の「推奨項目」からはずしたそう。つまり、やめておけというわけです。
たしかに、
スコアリングではわからない判断材料ってあると思います。そのへんが、各金融機関の融資競争の勝敗を分ける部分かもしれません。器械的な判断基準でフィルターにかけるだけでは融資を他社より増やすのは難しいでしょう
しかし、
スコアリング自体が悪いわけではない。どこの銀行でもやっていることで、情実融資を回避するのに有効だし、第一効率的。事業内容を金融機関が把握するのはそう簡単ではありませんし・・。
新銀行東京には他に大きな原因があるはずです。
一方で
武富士は、店長に限度額は10万円、金利は18%で面談融資の
権限を与えるらしいです。
つまり
スコアリングモデルでは融資できない新規顧客を対象にするというわけです。
いわゆる「
店長権限」というやつですね。
スコアリングの手法は、融資の基本となることに代わりはないと思います。
スコアリングの限界を、どのように修正かけていくかが、各業界の金融機関の経営判断となるのでしょう。
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